スター入りが近い選手

2018-19シーズンが始まって2ヶ月がたち、チャンピオンズリーグ(CL)が始まっておよそ2週間がたち、その間にも各国のリーグ戦が行われていた。

その中で、今シーズンブレイクしそうな若手を各国から数名ご紹介。(ムバッペなどすでにブレイクしている人はなし)

 


🇪🇸リーガエスパニョーラ

レアル・マドリード所属のスペイン代表MFダニ・セバージョス(22)

 


レアル・ベティス下部組織出身のセバージョスは、抜群のボールコントールとスペイン人らしいパスセンスを武器に2017年のU-21欧州選手権ではスペイン代表として準優勝に貢献。大会最優秀選手に選ばれる活躍を披露。その後、バルセロナレアル・マドリードが争奪戦を繰り広げ2017年にレアル・マドリード入り。加入初年度は、レアル・マドリードの前指揮官であるジネディーヌ・ジダン監督はブラジル代表カゼミーロやクロアチア代表ルカ・モドリッチ、ドイツ代表トニ・クロースの3人で中盤のトライアングルを作っていたため、公式戦14試合出場に留まった。しかし今シーズンは、モドリッチがワールドカップで決勝進出のためコンディション不良やフレン・ロペテギ新監督が就任したことをうけ、スタメンでプレーする機会が増加。スペイン代表の新指揮官ルイス・エリンケ監督はセバージョスを代表に呼び、UEFAネーションズカップクロアチア戦でフル出場を果たした。

 

 

 

🇬🇧プレミア

エバートン所属のブラジル代表FWリシャルリソン(21)

 


▽2015年にアメリカ・ミネイロでプロデビューを飾ると、その後フルミネンセワトフォードを経て今シーズンからクラブ最高額となる推定移籍金4000万ポンド(約58億円)エバートンに加入。変幻自在なドリブルの持ち味を存分に発揮し、開幕戦から2試合で3ゴールなど好調を見せていたが、第3節のボーンマス戦で、相手DFと口論になった際に頭突きを放ち退場していた。それでもブラジル代表のチッチ監督はリシャルリソンを代表に招集。セレソンデビュー戦となったエルサルバドルとの親善試合ではいきなり2ゴールの活躍。ネイマールをはじめとするタレント揃いのブラジルで割って入れるだけのポテンシャルは持っている。

 

 

 

🇮🇹セリエA

ユベントス所属のウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクール(21)

 


▽ベンタンクールは、ボカジュニアーズ下部組織出身で、2017年にトップチーム昇格。同年にプロデビューを果たすと、2017年にユベントス入り。プレースタイルの特徴としては長短のパスが非常にうまく"ネクスピルロ"との呼び声も高いパスセンスだ。また187cmと恵まれた体格のため対人に強くボール奪取能力は高いものがある。

今シーズンはボスニアヘルツェゴビナ代表のピャニッチやドイツ代表のサミ・ケディラの牙城を崩せていないが、CL制覇を夢見るユベントスはターンオーバ制を使う試合もいくつか出てくるだろう。そこでしっかりアピールしたい。

 

 

 

🇩🇪ブンデス 

レバークーゼン所属のドイツ人MFカイ・ハフェルツ(19)

 


レバークーゼンの下部組織出身のハフェルツは2016年10月のブレーメン戦でクラブ史上最年少となる17歳126日でトップチームデビュー。トップ下を主戦場とし“エジル2世”とも呼ばれるドイツ期待の新星は、昨シーズンはリーグ戦30試合に出場し3ゴール9アシストをマーク。今年4月のフランクフルト戦で、18歳307日でブンデスリーガ50試合に出場を達成し、ライプツィヒのドイツ代表FWティモ・ヴェルナーが持っていた18歳351日という記録を更新した。またバルセロナをはじめとした多くのビッククラブが関心を寄せている。

 

 

 

 


🇫🇷フランス

ニース所属のu-21フランス代表アラン=サン・マクシン(21)

 


▽サンティエンヌ下部組織出身のサン・マクシンは2013年にプロデビューを飾るも、出場機会に恵まれず、2015年にモナコ移籍。しかし、ハノーファーに即座にレンタルに出されて経験を積むことに。ハノーファーから復帰をするも2016年にバスティアにレンタル移籍。結局モナコでの出場は1試合に留まり2017年にニース入り。10代前半からヨーロッパの多くのビッグクラブの関心を集めてきた天才肌のアタッカーはニースで才能が一気に開花すると昨季はリーグアン30試合で3ゴール7アシストと躍進。今期もここまで8試合て2ゴール1アシストを記録している。

フランス代表ではサン=マクシンが務めるポジションは、アトレティコマドリーのトマ・レマルやPSGのキリアン・ムバッペがいる。しかし、ニースで結果を出し続ければカタールワールドカップも夢ではない。

 

 

 

🇳🇱オランダ

アヤックス所属のオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(21)

 


バルセロナ移籍が有力視される中、レアル・マドリードバイエルンマンチェスターユナイテッドマンチェスターシティ、パリ・サンジェルマンなどビッグクラブがこぞって狙うオランダの逸材。抜群のパス精度を誇り昨シーズンは後半戦こそ怪我で棒に振ったもののの22試合で8アシストを記録。

今冬の移籍市場を賑わす1人だろう。

 

 

 

◆まとめ

 


▽ブラジルは今夏にボルドーからバルセロナに移籍したマルコムやレアル・マドリードの神童ヴィニシウス、また国内だブレイクしているルーカス・パケダやルニンなどタレント揃いでやはりサッカー王国である。

また、フランスはライプツィヒのオギュスタンやディアカビなどの若手が豊富でカタール大会も楽しみである。